長安・夜の宴 ~唐王朝の衣食住展~
煌めく1400年前の王朝がいま東京に蘇る!
当館では、2024年10月11日(金)から12月1日(日)まで、特別企画として「長安・夜の宴 ~唐王朝の衣食住展~」と題し、いまから1400年前の中国・唐王朝の衣食住、および娯楽文化を中心に、当時の服装やアクセサリー、食器や茶道具、書画や楽器など、当館と協力団体(大阪七絃琴館・繭山龍泉堂・自得琴社)が所蔵する古代遺物と複製品約130点を無料で展示・紹介します。
煌びやかで華やかな時代にタイムスリップしたかのような展覧会をお届けします。
【概要】
展覧会名 |
2024年特別企画 「長安・夜の宴 ~唐王朝の衣食住展~」 |
会期 | 2024年10月11日(金)~12月1日(日) |
休館日 | 月曜日、10/15㊋、11/5㊋ ※ただし、10/14㊊㊗、11/4㊊㊗は開館 |
開館時間 | 10時~17時 (10/18、11/1、11/15、11/29 ㊎ は20:00まで開館) |
入館料 | 無料 |
主催 | 公益財団法人日中友好会館 |
協力 |
大阪七絃琴館、繭山龍泉堂、株式会社ワノユメ、上海追光影業有限公司 自得琴社、上海炫動匯展文化伝播有限公司、杭州和暢雅勝文化伝播有限公司 |
後援 | 中華人民共和国駐日本国大使館、文京区、文京区教育委員会、国際交流基金、中国文化センター、日本国際貿易促進協会、(公社)日本中国友好協会、(一財)日本中国文化交流協会、(一社)日中協会、(一財)日中経済協会、日中友好議員連盟、(一財)日本アジア共同体文化協力機構 |
【展示構成】
本展では、人と人が楽しく交流する場である「宴」をコンセプトとし、唐王朝の人々の衣食住を「住む」、「装う」、「飲食」、「エンターテイメント」の4章に分けてご紹介します。
「Chapter Ⅰ」 築く・住む
Habitation
タイムスリップの旅は、長安の街づくりから始めましょう。人々はどのような住生活を営んでいたのでしょうか。古代の都の街並みや様々な決まりごとなど、長安の暮らしに必要な知識をいくつかご紹介します。
「唐・長安城地図」
「中国西安博物院で展示中の長安城模型」
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「Chapter Ⅱ」 装う・彩る
Costumes and makeup
約300年続いた唐王朝には、平和に栄えていた時期が100年以上もありました。そんな中で、長安に暮らす人々による華麗なファッションブームが巻き起こります。服飾文化に彩を添える画期的な出来事でした。
「衣装と調度品」
「アクセサリー」
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「Chapter Ⅲ」 食す・飲む
Diets
1400年前、当時の人々はいったい何を食べたり飲んだりし、私たちとどのような違いがあったのでしょうか。食べ物やお茶、お酒など、唐王朝の多様な食文化をご紹介します。イメージをひっくり返す、想像を超える情報が満載です。
「唐三彩の食器と酒器」
「金銀器と茶道具」
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「Chapter Ⅳ」 楽しむ・ときめく
Amusement and Inspiration
長安に暮らす人々は自由奔放でバラエティに富んだ娯楽生活を送っていました。作詩や書画、音楽や舞踊、サーカスなどのエンターテインメント――万華鏡のように煌めく新しい外来文化を積極的に取り入れました。
「唐楽器」
「香道具と文房具」
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【 特 別 展 示 】
Special Exhibition
「繭山龍泉堂蔵」
白磁盤口壺(左) 唐(7世紀)
三彩杯(中央上) 唐(8世紀)
青磁碗(中央下) 唐(8世紀)
黄釉加彩婦女騎馬俑(右) 唐(7世紀)
※ ※ ※
【特別監修】
鶴間 和幸 先生 Kazuyuki Tsuruma
歴史学者。専攻は中国古代史。
茨城大学、学習院大学文学部教授を経て、
現在、学習院大学名誉教授。
【著書】
『秦漢帝国へのアプローチ』 『始皇帝陵と兵馬俑』
『始皇帝の地下宮殿』 『始皇帝の戦争と将軍たち』 ほか
【展覧会監修】
2000年 『四大文明 中国』展 『辺境から中華へ“帝国秦への道”秦の始皇帝と兵馬俑展』
2004年 『大兵馬俑展』 『よみがえる四川文明』展
2006年 『始皇帝と彩色兵馬俑展』
2023年 『兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~』展
【映画、テレビドラマの歴史監修】
『劇場版 キングダム』 『始皇帝 天下統一』ほか
【音声ガイド】 利用無料
撮影 ©佐渡多真子
ナビゲーター 俳優
松峰 莉璃 さん Lilie Matsumine
中国で活躍する俳優、脚本家。
中国語がネイティブで日中双方の役をこなし、多数の中国映画やドラマに出演。
2014年、国際エミー賞中国大陸エリア審査員に選出。
現在、NHK中国語!Naviエンタメコーナー及びASIAN LIVE担当。
松峰さんが優しく、しなやかな声で、長安への旅をご案内し、
展覧会の見どころや作品の魅力について、分かりやすくご紹介します。
【関連イベント】
1. 千年の響き ♪ 秋の唐楽器コンサート
唐の衣装を身にまとった出演者たちが七絃琴(しちげんきん)、簫(しょう)、手鼓(てつづみ)など、唐楽器を奏で、賑やかな夜の宴を再現。同時開催の唐代ファッションショーでは、現代とは一味違った華やかな当時流行のスタイルに驚きの連続です♬
【日 時】10月12日(土) ・ 10月13日(日) 各日2回公演
①11:00~11:50 ②14:00~14:50 ※ 開演30分前より入場開始
【会 場】日中友好会館B1階・大ホール
【出 演】大阪七絃琴館
【席 数】130席/回、立ち見OK
【参加料】無料 ※ 申込不要
2. 狂喜乱舞!唐人祭り
シルクロードを通じて庶民に愛されたエンターテインメント―雑技とアラビアンダンス。舞台で繰り広げられる圧倒的なパフォーマンスは、現代にも通じる愉快なお祭り騒ぎ!さらに、唐との交流が盛んだった平安時代の物語を演じる日本舞踊や、川劇の絶技―変面も登場。文化の日に、エキゾチックな体験をお届けします。
【日 時】11月3日(日・祝)
①11:00~11:50 ②14:00~14:50 ※ 開演30分前より入場開始
【会 場】日中友好会館B1階・大ホール
【出 演】(一社)アジア芸術文化促進会
【席 数】130席/回、立ち見OK
【参加料】無料 ※ 申込不要
3. 特別記念講演 ― 古都長安の生活と文化
※事前申込制
日本の文化と深い絆がある唐の社会と都の長安について、古代中国史の専門家がレクチャーします。知られざる唐の日常、一緒に楽しく学びましょう。
【会 場】日中友好会館B1階・大ホール
【席 数】60席/回
【参加料】無料 ※ 事前申込制
—― 講演① あなたの知らない都の日常 —―
【日 時】10月27日(日) 11:00~11:50 ※ 開講30分前より入場開始
【講 師】妹尾 達彦 先生
東洋史研究者。中央大学名誉教授。専門分野は中国都市史・7~8世紀の東アジア史。著書『長安の都市計画』ほか。
—― 講演② 知っておどろく!漢・唐文化 —―
【日 時】11月9日(土) 11:00~11:50 ※ 開講30分前より入場開始
【講 師】鶴間 和幸 先生
歴史学者。学習院大学名誉教授。専攻は中国古代史。
近著『始皇帝の戦争と将軍たち』など。『劇場版キングダム』と数多くの展覧会を監修。
お申込みはこちら 。または 電話 03-3815-5085(平日9:00~12:00 13:00~17:00)まで。(先着順)
4. アニメ映画de楽しむ
― 唐王朝・詩人たちの友情物語
※一部事前申込制
中国のアニメ映画「長安三萬里 ‐思い出の李白‐」。上映開始より2ヶ月で、観客動員数3700万人に達した大ヒット作。「2023東京・中国映画週間」受賞の本作は、日本でもなじみの深い李白、杜甫、高適ら名だたる詩人たちの人生を壮大なスケールで描いています。美しくリアルな長安に思いを馳せてみませんか。(日本語字幕)
【会 場】日中友好会館B1階・大ホール
【席 数】80席/回、全席自由席、入退場自由
【日 時】10月27日(日) 13:30~16:20 ※ 事前申込制
11月9日 (土) 13:30~16:20 ※ 事前申込制
11月17日(日) ①10:10~13:00 ②13:30~16:20 ※ 申込不要
お申込みはこちら 。または 電話 03-3815-5085(平日9:00~12:00 13:00~17:00)まで。(先着順)
5. 琵琶の音色と古代の香りで癒されるナイトミュージアム
金曜の夜はちょっと寄り道。こころ落ち着く癒しのひとときを、あなたに。中国琵琶の音色に耳を傾け、世界三大美女の一人、楊貴妃が愛した香りで癒される特別な体験をご提供します。神秘的な長安の夜をお楽しみください。
【ナイトミュージアム実施日】 10/18 ・ 11/1 ・ 11/15 ・ 11/29 ㊎ ※ 20時まで開館
【琵琶演奏時間】19:00~19:30
【演 奏】楊 玥(ヤン ユエ)
【会 場】日中友好会館美術館内
【参加料】無料 ※ 申込不要
※ ※ ※ 本展に関するお問合せは下記までご連絡下さい ※ ※ ※
日中友好会館文化事業部
Tel:03-3815-5085(平日9時~12時 13時~17時)
E-Mail:bunka@jcfc.or.jp